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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第3章 ~幼少期から中高生時代〜

屋敷に着くと、まず最初にユウコの母親が出迎えてくれた。


「いらっしゃい。よく来てくれたわね~」


最初に出会ったときみたいに、
ニコニコと優しい笑みを浮かべていた。


「また、お邪魔します。相変わらずお綺麗ですね」


トオルくんは、社交辞令のように振舞ったようだけど。
プレイボーイのトオルくんが言うと、「ナンパ」しているように見える。



「今日は、何の用だよ?」


ユウコの部屋へ通されると、さっきとはガラリと態度が変わったトオルくんが、不機嫌そうに言った。


そういえば、何で 今日 
呼ばれたんだろ…?

いろいろ考えてみたけど、
特に 思い当たる節がない。


「もうすぐ学校が始まるし、夏休みの宿題を教えてもらおうと思って… ”優秀”なお二人にっ」


何だ、そんなことか~

って、一瞬 思ったけど。


トオルくんは、あまり乗り気じゃないみたいだ。


「何で、オレまで…
それなら、リョウだけでいいだろ?」

「あんたがあまりにも、余所余所しい態度をとるからよ!」


この二人 夏休みに入ってからもちょくちょく会ってたみたい…
ホント 仲いいんだぁ(笑


「ねっ! 
サオリも、トオルに教えてもらいたいでしょ?」


急に振られてどう振舞ったらいいのか分からなかったけど、トオルくんが…

「サオリちゃんが教えて欲しいって言うんなら、喜んで」

って、コロッと態度が変わった。



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