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ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~

第4章 ~中高生時代から大人時代~

ユウコはそう言って、トオルくんを横目で見つめた。
そして、悪戯っぽい笑みを浮かべると…――

「さっきからずっと”抱っこ”して腕が疲れた。
はい、パパ! 交代ね~」

今まで自分の腕に”抱っこ”していた小さな赤ちゃんをトオルくんに手渡した。

「げっ! 何で、オレが⁉」

「あたしとあんたの子でしょ?」


えぇ~~~!!
ホントにホント~~~~!?

リョウちゃんも、さっきまでトオルくんに、友好的な視線を見せていたのに、

「へぇ… それは初耳だな」

…って、疑うような目をトオルくんに向け始めた。

「オレは認めないからな!」

「そうね。間違えて出来た子供だしね…」

意味が分からない。
それって… どういうこと?

「しょうがないだろ?酔ってて何も覚えてないんだから」

「お前って… サイテーだな」

嘗ては”プレイボーイ”とまで言われていた彼が、そのときの状況を何も覚えていないなんて信じられない。

「この子、本当にオレの子なのか?
…他の男の子供じゃないのか?」

「いいえ! 間違いなく、あたしとあんたの”子供”よ」

そして…――
次の瞬間、ユウコが耳を疑うようなことを言い出した。



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