ボーイフレンド♡~友情から恋へ発展していく物語~
第4章 ~中高生時代から大人時代~
翌日からリョウちゃんは学校へ来た。
まだケガの状態が完治してなくて痛々しい姿だったけど、元気になってくれて良かった。
「クラスメートには、自分が記憶喪失になっていることを言わないでくれ」って、リョウちゃんに言われている為、担任の先生にも、「他の生徒達にはしばらくの間黙っていて欲しい」って告げている。そのせいか、クラスメートたちもいつも通りリョウちゃんを迎えてくれた。
でも、クラスメート達の名前も顔も完全に忘れてしまっている為、覚えているフリをするのは結構大変らしく、同級生からは「お前、大丈夫か?」って、心配する声も掛けられていた。
「リョウちゃん、リョウちゃん・・・・・・」
私は、休み時間にリョウちゃんを呼び出し
そっと小さな紙を手渡した。
「おぉ サンキュー! 助かるよ」
「うん 役に立てて良かった」
その為に、昨日作ったんだもんね・・──
それは、リョウちゃんの為に作ったクラスメートの席と名まえを書いた小さな紙・・・・・・
それをリョウちゃんに手渡して、クラスメートの名前と顔をなるべく早く覚えてもらおうと思っていた。
そして、明日からは毎日リョウちゃんの補習に付き合うことになった。
・・・というよりも、先生からは「君は受けなくてもいい」って言われたけど、少しでも力になりたくて、無理やり頼み込んで一緒に『補習授業』を受けることになった。
このままでは、出席日数が足りなくてかなりヤバいらしかった。それどころか、成績順位もどんどん下がっていった。
リョウちゃんの変化は、成績だけじゃなく、運動神経までも以前と比べて弱くなっていた。だから、次第に運動部からの声掛けもなくなっていった。
まだケガの状態が完治してなくて痛々しい姿だったけど、元気になってくれて良かった。
「クラスメートには、自分が記憶喪失になっていることを言わないでくれ」って、リョウちゃんに言われている為、担任の先生にも、「他の生徒達にはしばらくの間黙っていて欲しい」って告げている。そのせいか、クラスメートたちもいつも通りリョウちゃんを迎えてくれた。
でも、クラスメート達の名前も顔も完全に忘れてしまっている為、覚えているフリをするのは結構大変らしく、同級生からは「お前、大丈夫か?」って、心配する声も掛けられていた。
「リョウちゃん、リョウちゃん・・・・・・」
私は、休み時間にリョウちゃんを呼び出し
そっと小さな紙を手渡した。
「おぉ サンキュー! 助かるよ」
「うん 役に立てて良かった」
その為に、昨日作ったんだもんね・・──
それは、リョウちゃんの為に作ったクラスメートの席と名まえを書いた小さな紙・・・・・・
それをリョウちゃんに手渡して、クラスメートの名前と顔をなるべく早く覚えてもらおうと思っていた。
そして、明日からは毎日リョウちゃんの補習に付き合うことになった。
・・・というよりも、先生からは「君は受けなくてもいい」って言われたけど、少しでも力になりたくて、無理やり頼み込んで一緒に『補習授業』を受けることになった。
このままでは、出席日数が足りなくてかなりヤバいらしかった。それどころか、成績順位もどんどん下がっていった。
リョウちゃんの変化は、成績だけじゃなく、運動神経までも以前と比べて弱くなっていた。だから、次第に運動部からの声掛けもなくなっていった。