テキストサイズ

忘れられた塔

第2章 旅人がみたもの

塔の中は螺旋階段になっていて、小窓があるだけ。


無限のように続く螺旋階段を登っていた時、歌が聞こえてきたのです。


時を失った この場所で

ただ 月を眺める

孤独 空虚 絶望

最果ての終焉

いつかいつか、きっと貴方は来るから

シオンの花束を持って

約束は果たされる

悪夢は解けて 夜明けが始まり

シオンの騎士と永遠を紡ぐ

“わたしだけの騎士”に

これは夜明けのうたーー

ストーリーメニュー

TOPTOPへ