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忘れられた塔

第3章 とある姫君と騎士

これは遠い遠い昔の話。


小国に住む姫君と若い騎士がいました。


平和が続いていた国にある日悪夢が襲ったのです。平和協定を結んでいた国に裏切られ、たちまち国は紅蓮の炎に包まれました。


国を失い哀しみに暮れる姫君を連れて、騎士は逃げました。


遠くへ遠くへ。


当てもなく彷徨った果てに辿り着いたのが、深い深い森の奥の塔でした。


騎士は姫君を塔に残し、再び国へ。


その時一つ約束を交わしました。


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