
take a breather
第27章 Turning Up
嬉しさのあまり、翔くんがトイレに行ってる間に、ニノに報告のLINEを入れた
『翔くんに告白された♡』
ニノ、喜んでくれるかな…
「どうかしたの?智さん、笑ってるけど」
「お、お帰りっ」
やだっ!恥ずかしい…ひとりでニヤけてるところを翔くんに見られた
「何か面白いことでもあった?」
「ううんっ、ないよ」
「そう?」
翔くんが首を傾げ、不思議そうに僕を見る
その時、手にしていたスマホが鳴り
画面を見ると、ニノからの電話の着信
きっと、LINEのやり取りじゃ面倒くさいと思ったんだろう
「翔くん。ニノから電話なんだけど
あっちで少し話して来てもいい?」
窓から出られるベランダを指した
「いってらっしゃい」
優しく微笑んで送り出してくれる翔くん
「ごめんね、すぐ戻るから」
翔くんには会話を聞かれたくないから、外に出て窓を閉める
切れてしまう前に、急いで通話をタップした
「もしもしっ、ニノ」
『ごめんねぇ、もしかしてお取り込み中だったぁ?』
「な、なに言ってんだよ!
そんな筈ないだろっ
まだ告白されたばかりなのに」
『だからぁ、その勢いでシテルのかと思ったんだけど?』
「してないよ…
てか、まだキスもしてないから…」
万が一にでも翔くんに聞かれないように、なるべく小声で話す
『えーっ!なにやっちゃってるの⁈
両想いだったんだから
キスくらいちゃっちゃとしちゃいなさいよ』
そんなこと言われても…
翔くんは恋愛初心者で、キスだって経験したことないんじゃないかな…
そんな翔くんとキスなんて…
すぐに出来る訳ないじゃん
『翔くんに告白された♡』
ニノ、喜んでくれるかな…
「どうかしたの?智さん、笑ってるけど」
「お、お帰りっ」
やだっ!恥ずかしい…ひとりでニヤけてるところを翔くんに見られた
「何か面白いことでもあった?」
「ううんっ、ないよ」
「そう?」
翔くんが首を傾げ、不思議そうに僕を見る
その時、手にしていたスマホが鳴り
画面を見ると、ニノからの電話の着信
きっと、LINEのやり取りじゃ面倒くさいと思ったんだろう
「翔くん。ニノから電話なんだけど
あっちで少し話して来てもいい?」
窓から出られるベランダを指した
「いってらっしゃい」
優しく微笑んで送り出してくれる翔くん
「ごめんね、すぐ戻るから」
翔くんには会話を聞かれたくないから、外に出て窓を閉める
切れてしまう前に、急いで通話をタップした
「もしもしっ、ニノ」
『ごめんねぇ、もしかしてお取り込み中だったぁ?』
「な、なに言ってんだよ!
そんな筈ないだろっ
まだ告白されたばかりなのに」
『だからぁ、その勢いでシテルのかと思ったんだけど?』
「してないよ…
てか、まだキスもしてないから…」
万が一にでも翔くんに聞かれないように、なるべく小声で話す
『えーっ!なにやっちゃってるの⁈
両想いだったんだから
キスくらいちゃっちゃとしちゃいなさいよ』
そんなこと言われても…
翔くんは恋愛初心者で、キスだって経験したことないんじゃないかな…
そんな翔くんとキスなんて…
すぐに出来る訳ないじゃん
