
take a breather
第8章 rolling days
ぐぅ〜っ…
「「あ…」」
腕の中の翔さんが落ち着いた頃
聞こえてきたのは翔さんの腹の虫の声…
「へへっ、安心したらお腹すいちゃった…」
照れ笑いしながら翔さんが離れていく
もう少しこうしていたいけど 時間も無いし仕方ない
「早く食べないと弁当食い損ねちゃうね
食べよっか」
「うん」
椅子に座り翔さんと顔を見合わせた
「「いただきます」」
翔さんがタコさんウインナーに手を伸ばした
「お!共喰い」
「違うもん!」
そう言ってわざとらしく口を尖らせた
笑わせようとしたんだろうけどさ
その唇、おいしそうなんだって…
「タコさんいただき」
机に手をついて体を翔さんの方に身を乗り出す
「え…」
驚きの表情をする翔さんの唇にチュッとキスをした
「なっ…」
翔さんが茹でタコのように顔を真っ赤に染めた
「ご馳走さま」
椅子に戻りニコッと笑う
「な、なにしてっ…」
翔さんが口をパクパクさせてる
「ダメだった?
唇突き出してるからテッキリ食べていいのかと思った」
「…ダメじゃないけど…」
「ダメじゃないけど?」
「…もっとちゃんと食べて…」
翔さんの雰囲気が一転して大人の色気を纏う
時間は無いんだけど
翔さんからの折角のお誘いを無駄には出来ない
俺はもう一度立ち上がり
ゆっくりと翔さんに近付いていくと
俺を見つめていた翔さんの瞳がゆっくりと閉じられていく
今度はしっかりと触れ合った唇
温かくて柔らかい…
ぷっくりとした下唇を何度か食んでみる
感触を十分に堪能し 離れた
「ふふっ…」
翔さんから漏れる笑い声
「なに?」
「幸せだなぁ〜って、んふふっ…」
確かに幸せそうだよ その笑顔
翔さんがそんなに幸せそうだとさ
「俺も幸せ」
「うんっ!」
翔さんが更に笑顔になる
「あ、やべっ!メシっ!」
「あっ!急ごう!」
ふたり急いで弁当を掻き込んだ
こんなに急いで弁当食ったの初めてだけどさ
こんなに幸せな思いで弁当食ったのも初めてだよ
ふたりで幸せになるって、こういう事の積み重ねなんだろうな。
「「あ…」」
腕の中の翔さんが落ち着いた頃
聞こえてきたのは翔さんの腹の虫の声…
「へへっ、安心したらお腹すいちゃった…」
照れ笑いしながら翔さんが離れていく
もう少しこうしていたいけど 時間も無いし仕方ない
「早く食べないと弁当食い損ねちゃうね
食べよっか」
「うん」
椅子に座り翔さんと顔を見合わせた
「「いただきます」」
翔さんがタコさんウインナーに手を伸ばした
「お!共喰い」
「違うもん!」
そう言ってわざとらしく口を尖らせた
笑わせようとしたんだろうけどさ
その唇、おいしそうなんだって…
「タコさんいただき」
机に手をついて体を翔さんの方に身を乗り出す
「え…」
驚きの表情をする翔さんの唇にチュッとキスをした
「なっ…」
翔さんが茹でタコのように顔を真っ赤に染めた
「ご馳走さま」
椅子に戻りニコッと笑う
「な、なにしてっ…」
翔さんが口をパクパクさせてる
「ダメだった?
唇突き出してるからテッキリ食べていいのかと思った」
「…ダメじゃないけど…」
「ダメじゃないけど?」
「…もっとちゃんと食べて…」
翔さんの雰囲気が一転して大人の色気を纏う
時間は無いんだけど
翔さんからの折角のお誘いを無駄には出来ない
俺はもう一度立ち上がり
ゆっくりと翔さんに近付いていくと
俺を見つめていた翔さんの瞳がゆっくりと閉じられていく
今度はしっかりと触れ合った唇
温かくて柔らかい…
ぷっくりとした下唇を何度か食んでみる
感触を十分に堪能し 離れた
「ふふっ…」
翔さんから漏れる笑い声
「なに?」
「幸せだなぁ〜って、んふふっ…」
確かに幸せそうだよ その笑顔
翔さんがそんなに幸せそうだとさ
「俺も幸せ」
「うんっ!」
翔さんが更に笑顔になる
「あ、やべっ!メシっ!」
「あっ!急ごう!」
ふたり急いで弁当を掻き込んだ
こんなに急いで弁当食ったの初めてだけどさ
こんなに幸せな思いで弁当食ったのも初めてだよ
ふたりで幸せになるって、こういう事の積み重ねなんだろうな。
