テキストサイズ

雪原に咲く椿

第1章 邂逅ーツナガリー

夢、じゃない。



強く強く、紡がれた誓いの言葉。





「何度この世界から消えても、

何度忘れても、

ーー君に会いにいくよ」




鮮やかな椿色が視界に飛び込んでくる。少年はきつく抱きしめたままーー名前を呼んだ、知らないはずの俺の名を。



 

「ただいま雪那(せつな)」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ