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北アルプスの少女と廃寺

第3章 サクラが立った!

「ねぇおじいさん
誰かがこの寺に来るわ」


「おお、ほんに
青い服に頭にはリボンをつけておるな。
若い娘さんじゃの」



「でも、どうしたのかしら?ふらふら歩いて今にも倒れそうだわ」



「これはいけない!
支えてあげないと無理だ!」


「誰だ、お前ー!」



「…おーい」



「行っちゃったね、柳さん」

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