CAさんの秘密のお仕事
第9章 止まらぬ欲望
奈穂「…いけないいけない、仕事に集中
集中しなきゃ…」
頭を切り替え、お客様の搭乗を待った
しばらくすると一人の男性が
機内に搭乗してきた
奈穂「ご搭乗、誠にありがとうございま
す、本日、高野和真様の…」
和真「俺の事覚えてる?」
奈穂「えっ?」
和真「少し前、ドラマの撮影現場に来た
でしょう、廉に会いに」
奈穂「…行きましたけど…」
和真「俺も撮影してたんだ、その時偶然
君を見かけて」
奈穂「えっ、それは失礼しました」
和真「気にしないで、声かけなかったし
覚えてなくて当然だよ」
奈穂「…」
和真「でも後になってから後悔したんだ
声かけてれば良かったって」
奈穂「えっ?」
和真「もう一度、君に会いたくて必死に
廉に頼んで教えてもらったんだ」
奈穂「…!?」
和真「君と、ここの事…」
奈穂「あ、あの…っ、ンンッ!!」
和真「…」
からかわれているのか、それとも本気か
現時点ではまだわからなかったが
ただ一つわかってる事
それは…
和真「…んぅ」
奈穂「んぁ…ッ…ぁ…」
和真にキスされてる事だけだった