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奈穂「…」

小百合「少しは落ち着いた？」

奈穂「…はいっ、仕事中に取り乱したり
してすいませんでした…」

小百合「どうして嘘ついたの」

奈穂「えっ？あぁ…」

小百合「…」


達也の名前を見た瞬間、気づいていたが
同姓同名かと思い誤魔化した奈穂
だけど小百合には…


奈穂「バレてたんですね…」

小百合「当たり前でしょう、顔に書いて
あったもの」

奈穂「あ…ははは…」

小百合「たまたま一本の飛行機だったか
ら良かったものの、もし違ってたらどう
なってたか…」

奈穂「…すいません…」

小百合「今後、彼や彼の知り合いは全員
出入り禁止にするから、いいわね」

奈穂「出入り禁止…」

小百合「何か問題でもある？」

奈穂「いえ、ただ逆恨みしてここの秘密
誰かにバラしたりしないか不安で…」

小百合「そうね」

奈穂「…」