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CAさんの秘密のお仕事

第2章 恩師との再会



奈穂「もしもし、うんっ、私は元気だよ
お母さんは?具合どう」


ある日の休日
奈穂は実家に電話していた

出来れば家に帰り顔を見せた方がいいが
今の家から実家は遠く
なにより…


奈穂「今月分も銀行に振り込んどいたか
ら、遠慮なく使ってね」


金銭的にも、あまり無駄は出来なかった
少しでも余裕があるならその分
仕送りに回さないと


奈穂「そろそろ時間だから切るね、うん
また電話する」


電話を切ると奈穂は仕事先へ向かった
今日のお客様は学校の先生
名前は結城(ゆうき)

珍しい名前だったが
どこか聞き覚えのある名前だった


奈穂「結城さんか、中学の時、お世話に
なった先生と同じ名前だな」


同姓同名、こんな偶然もあるんだなって
そう思いながら待っていると
目の前に現れたのは
まさかの…


奈穂「嘘、結城先生…」

結城「…」


中学時代の恩師、結城先生だった


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