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CAさんの秘密のお仕事

第11章 告白と嘘



奈穂「…」

廉「時間だから、そろそろ行くよ」

奈穂「…!?」

廉「別に返事は求めてないから、じゃあ
また…」

奈穂「…」


服を着替え仕事へ戻った廉
薬の効果は切れ落ち着いていたのに
廉の告白のせいか体は再び熱くなり始め
胸が苦しくなった


奈穂「…っ」


廉からの告白を受け入れる事が出来たら
そう思いながらも出来ない
自分がいた…


奈穂「…電話、宏樹さん…」


廉に惹かれてる気持ちを振り切りたくて
急いで宏樹に電話をかけた奈穂
宏樹の声が聞きたくて
聞きたくて


奈穂「宏樹さん…」

アナウンス「おかけになった電話は現在
電波の届かないところにあるか電源が入
っていない為、お繋ぎ出来ません」

奈穂「…」


でも聞こえてきたの宏樹の声ではなく
聞き慣れた音声ガイダンスだった
諦め切れなくて奈穂は
何度もかけた


アナウンス「おかけになった電話は」

奈穂「…」


だけど結果は同じだった


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