CAさんの秘密のお仕事
第14章 発覚
それからの事はよく覚えていない
ただ一つわかってる事
それは…
奈穂「…赤ちゃん、いるんだ…」
今現在、自分は妊娠している
自分のお腹には小さな命が宿っている
この世に出る事を夢見てる
小さな命が…
奈穂「…」
産みたい、産んであげたい
産まれたら、いっぱい抱きしめてあげて
母がしてくれたように目一杯の
愛情を注いであげたい
だけど…
奈穂「…」
だけどそれは許される事なのだろうか
だってこの子の父親は…
奈穂「…!?」
その時、彼から電話がかかってきた
偶然なのか必然か…
奈穂「…」
これ以上
逃げていてはいけない
この子の為にも一度会って話さなければ
いけなかった
奈穂「…っ、もしもし…」
この子の父親と…
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