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CAさんの秘密のお仕事

第14章 発覚



和真「今回の留学は俺一人の問題じゃな
い、留学の為にマネージャーは一生懸命
スケジュール管理して、事務所の人達は
つたない英語で向こうの事務所に俺の事
売り込んでくれた」

奈穂「…」

和真「みんな、俺一人の為に…」

奈穂「…」

和真「だから」

奈穂「後悔しませんか」

和真「…」

奈穂「このまま行って、本当に…」

和真「するよ、絶対する」

奈穂「だったら」

和真「でもそれは行かなくてもするから
何で行かなかったんだろって、それなら
俺はこっちを選ぶ」

奈穂「…」

和真「ごめんね」

奈穂「…わかりました…」

和真「…」

奈穂「和真さんがそれでいいなら、私は
もう何も言いません…」

和真「ありがとう」

奈穂「…っ」


言いたい事は山ほどある
だけどこれは和真と彼女の問題であって
部外者である奈穂がこれ以上
でしゃばるわけに
いかない


奈穂「…」


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