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CAさんの秘密のお仕事

第14章 発覚



奈穂「連絡…」

和真「…」

奈穂「彼女に連絡してみたら」

和真「…」

奈穂「もしかしたら向かってる途中かも
電話してみましょうよ」

和真「…いいよ、時間ないし…」

奈穂「和真さん」

和真「…」


奈穂の言葉を遮るように
荷物を持ち国際線へ向かった和真

その表情は辛そうで見ていられず奈穂は
引き止めようと後を追い
説得を試みた


奈穂「待って、待ってください」

和真「…」

奈穂「本当にいいんですか?」

和真「しつこいよ…」

奈穂「このまま二度と会えなくなるかも
しれないんですよ」

和真「…っ」

奈穂「ニューヨーク行きの便はまだあり
ます、遅れるって連絡すれば」

和真「それは出来ない」

奈穂「どうして」

和真「彼女一人の為に夢を諦めるわけに
いかない」

奈穂「本気で言ってるんですか」

和真「本気だよ」

奈穂「…」


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