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CAさんの秘密のお仕事

第16章 一番の願い



一郎「娘さん、奈穂さんを僕にください
お願いします」

奈穂「お願いします」

母「…」


正座し深々と頭を下げ
結婚を認めて欲しいとお願いした

母には一郎を紹介していて面識はあった
だから結婚の挨拶もスムーズに
いくと思ったが…


母「結婚、奈穂が、結婚…」

奈穂「お母さん?」

母「結婚…」


突然の事に驚いてる様子だった


母「…」

奈穂「お母さん?」

母「一郎さん、あなた奈穂と結婚するっ
て言ったわよね」

一郎「はいっ、言いました」

母「…」

一郎「!?」

奈穂「お母さん!?」


それは一瞬の出来事だった

母は一郎の前に正座すると深く頭を下げ
肩を震わせながらも力強い声で
結婚を許してくれた


母「娘を、よろしくお願いします」

一郎「はいっ!!」

母「…」

奈穂「お母さん、ありがとう」

母「うんっ…」

奈穂「…」


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