CAさんの秘密のお仕事
第16章 一番の願い
一郎「これから先、どう生きていくのか
そっちの方が大事だと思うんだ」
奈穂「…」
一郎「僕は奈穂さんと生きていきたいし
奈穂さん以外なんて考えられない」
奈穂「一郎さん…」
一郎「だから」
奈穂「…!!」
一郎「な、奈穂さん?」
奈穂「…っ」
気持ちを抑えきれず
奈穂は一郎の胸に飛び込んだ
こんな自分を受け入れ想ってくれる人は
他にいない
自分も一郎が好きだし離れたくない
プロポーズを断る理由は
何もなかった
奈穂「好き、一郎さんが大好き」
一郎「僕もです」
奈穂「…」
一郎「僕からの指輪、受け取ってもらえ
ますか?」
奈穂「はいっ、喜んで」
一郎「(笑)」
箱から指輪を取り出し
一郎は奈穂の薬指に指輪をはめた
いつ調べたのか指のサイズはピッタリで
二人を祝うようにダイヤが
キラリと光った
奈穂「綺麗、ありがとう」
一郎「うんっ」