CAさんの秘密のお仕事
第17章 和真
プロデューサー「撮影の関係上、明日の
朝にはキャストを決めないといけないん
だ、だからこれっ…」
和真「…!?」
プロデューサー「もし受けてくれるなら
今夜ここに来て、待ってるから」
和真「…っ」
渡されたのはホテルの名前と部屋番号が
書かれた小さなメモ用紙だった
こんなもの…
和真「…っうう」
こんなもの破り捨ててやりたかった
でもそれは出来なかった
だって…
和真「…」
これを逃したら
二度とチャンスは訪れない
這い上がれるか、このまま落ちるのか
全てはこのメモ用紙一枚に
かかっていた
和真「…舐めやがって、這い上がる為だ
やってやるよ、どんな事でも…」
覚悟を決めスマホの電源をオフにすると
和真はメモ用紙に書かれていた
ホテルへ一人向かった
和真「…」