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マネージャー『ドラマの件、事務所には
私から上手く言っとくから』

和真「すいません…」

マネージャー『今どこ？迎えに行くから
場所教えて』

和真「…」

マネージャー『和真？』

和真「…すいません、少し疲れてるんで
しばらく仕事は休ませてください…」

マネージャー『何言ってるの？夕方から
雑誌の撮影あるのよ！？』

和真「これからの事、少し考えたいんで
すいません…」

マネージャー『和真！？和っ…』

和真「…」


電話を切り
スマホの電源を落とすと
和真はスタジオとは逆の方向へ向かって
歩き出した


和真「…」


今日の今日まで
仕事に穴を開けた事はなかった
どんな仕事でも、どんなに小さな役でも
与えられた仕事は必死に
頑張ってきた

だけど昨日や今日の事で疲れてしまった
あんなに頑張ったのに結局は
何も残らなかった
何一つ…