CAさんの秘密のお仕事
第17章 和真
和真「…10時か」
あれ以来、和真は一度も自宅には帰らず
ネットカフェなどで寝泊まりをし
外部との関わりも一切
遮断していた
和真「腹減ったな、ラーメンでも食べに
行くか」
そんな時だった
彼女、美羽と出会ったのは…
和真「…」
美羽「♪~」
何か食べに行こうとドアを開けた和真
だけど勢いよく開けたせいか
歩いていた女性に…
美羽「何、きゃっ!!」
和真「あ…」
美羽「痛ったぁ…」
勢いよくぶつかってしまった
和真「すいません、大丈夫ですか?」
美羽「あ、大丈夫です…」
和真「拾います」
美羽「…」
尻餅をついたもの
幸いにも女性に怪我はなく
和真は散らばった荷物や本を集め彼女に
手渡した
和真「どうぞ」
美羽「…ありがとうございます…」
和真「?」
美羽「…っ」
顔を赤らめ下を向き
和真の目を見ようとしない彼女
てっきり自分の正体に気づき照れてると
思いきや…
美羽「…失礼します…」
和真「…」
その理由は彼女の荷物に隠されていた
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