CAさんの秘密のお仕事
第17章 和真
店員「お待たせしました、コーヒーです
ごゆっくりどうぞ」
和真「…」
マネージャー「…」
場所を移し近くの喫茶店へと入った二人
早朝だからかお客さんはまばらで
大事な話しをするには
最適だった
和真「…それで、大事な話って…」
マネージャー「和真」
和真「…」
マネージャー「あなた、今すぐ事務所の
寮に入って寮で暮らしなさい」
和真「…えっ」
マネージャー「寮に入って不規則な生活
とそのなまった体を今すぐ鍛え直しなさ
い」
和真「…出来ません…」
マネージャー「仕事をドタキャンした事
なら大丈夫、社長も仕事で挽回してくれ
れば許してくれるって」
和真「…俺、事務所は辞めます…」
マネージャー「それ、本気…」
和真「はいっ…」
ずっと考えていた
苦しくても俳優を続けるのか
それとも才能がなかったと諦めるのか
正直もう疲れたし、もう頑張れなかった
ここが潮時、引き際だと
そう思っていた
和真「…すいません…っ」
マネージャー「…」