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CAさんの秘密のお仕事

第3章 初めてのお客様



奈穂「ウーロン茶です」

宏樹「…」

奈穂「あの…」

宏樹「申し訳ない、あまりに綺麗だから
つい見とれてしまって…」

奈穂「ありがとうございます、倉持様も
かっこいいってCA達の間では有名なん
ですよ?」

宏樹「お世辞がお上手ですね…」

奈穂「本当ですよ、いつも綺麗な奥様と
一緒で羨ましいって」

宏樹「…」


奥さんの事を言った瞬間、表情が曇った
いつも二人仲良くしていたから
夫婦円満かと思ったが
違うのかも…


奈穂「…あの…」

宏樹「羨ましくなんかないですよ」

奈穂「えっ」

宏樹「僕達政略結婚なんです、親同士が
勝手に決めた結婚で…」

奈穂「でも奥様と仲良いじゃないですか
この前だって」

宏樹「仲の良い夫婦を演じてるだけです
家では会話もないし完全に家庭内別居で
セックスだって…」

奈穂「!?」

宏樹「もう何年もしてない…」

奈穂「…あ」

宏樹「だから今日、ここを利用したんで
す、最後までしたくて…」

奈穂「最後まで…」

宏樹「…」


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