CAさんの秘密のお仕事
第4章 プロ同士
奈穂「…」
芸能人だろうが特別扱いをする気はない
だけどやっぱりドキドキする
上手くやれるか…
奈穂「…!?」
ドキドキを落ち着けようと胸に触れた時
奈穂は胸ポケットにしまった
あのメモに気づいた
メモを受け取ったものの
あれ以来、一度も連絡はしていない
奈穂「…」
どうしたらいいか正直、わからなくて
胸ポケットにしまったまま
そのままだった…
廉「…?」
奈穂「本日はご搭乗、誠にありがとうご
ざいます、私、神沢様の担当をさせて頂
く佐倉奈穂と申します」
廉「…」
奈穂「何かありましたら遠慮なく」
廉「じゃあ、早速いい?」
奈穂「えっ」
廉「やってほしい事があるんだけど」
奈穂「わかりました」
廉「…」