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CAさんの秘密のお仕事

第4章 プロ同士



廉「…」

奈穂「神沢様、!?」

廉「…少しだけ、動かないで…」

奈穂「はい、っ…」

廉「…」


特に何かするわけでもなく
廉は奈穂の肩を抱き何か考え込んでいた


時折、肩に触れる手の位置を変えたり
視線をずらしたりしながら
首を傾げていた


廉「なんか、違うな…」

奈穂「…」


何度か位置を変え最終的に納得したのか
廉は台本に赤ペンで何かを
書き込んでいた


廉「…」

奈穂「あの…」

廉「あぁ、もう動いていいよ」

奈穂「ふぅ、疲れた…」

廉「ありがとう、明日撮影するシーンで
少し気になるところがあって、でも君の
おかげで良い感覚が掴めたよ」

奈穂「本当ですか?」

廉「うん、やっぱり一人で練習するより
相手がいた方がイメージしやすいからね
だからもう少し、いいかな」

奈穂「もちろんです、演技のお手伝いが
出来るなんて光栄な…」

廉「…」

奈穂「…!?」

廉「ありがとう、奈穂ちゃん」

奈穂「あ…んっ!!」

廉「…」


目の前でザ・芸能人スマイルを見せられ
その笑顔に胸キュンしていたら
廉にキスされていた


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