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CAさんの秘密のお仕事

第6章 彼らの秘密



奈穂「…?」


ホテルに向かう途中
奈穂は前を歩く宏樹を見つけた
思わず声をかけようとしたがある理由で
止めた


奈穂「…っ」


前を歩いていたのは確かに宏樹だった
だけど隣には見慣れた女性が
宏樹の奥さんがいた

腕を組んで仲良さげに歩く二人
デート中のようだ…


奈穂「…」


声をかけるわけにいかず知らぬふりをし
奈穂は足早にホテルへ向かった
しばらく待っていると
連絡がきた


奈穂「…もしもし、はい、わかりました
前と同じ部屋にいますから…」


低い声で淡々と会話し電話を切った奈穂
すぐなのに会えるのが待ち遠しくて
ドアの前で宏樹を待った
すると…


宏樹「僕です、宏樹です」

奈穂「…」

宏樹「遅くなってすいません…」

奈穂「…どうぞ」

宏樹「お邪魔します…」

奈穂「…」


待ちに待った宏樹が目の前に現れた


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