CAさんの秘密のお仕事
第7章 不倫の注意点
小百合「彼の事、覚えてる?」
奈穂「彼?」
小百合「家に来た時に会ったセフレの彼
誠二って名前なんだけど」
奈穂「覚えてます」
小百合「私、彼が好きなの、セフレてし
てじゃなく一人の男性として…」
奈穂「知ってます、彼を見る小百合さん
の目、普段と違ってましたから」
小百合「そっか」
奈穂「…」
恋バナに照れているのか恥ずかしそうに
だけど嬉しそうに彼の事を
話してくれた
彼との馴れ初め、出会いを…
小百合「誠二と会ったのは私が中学生で
誠二が小学校の時だった」
奈穂「そんな頃からの付き合いだったん
ですね」
小百合が中学生、誠二が小学校となると
かれこれ何十年の付き合いになり
いわゆる幼なじみの関係
そう思ったが…
小百合「今日からあなたの弟になるのよ
って母親に紹介された」
奈穂「えっ!?」
小百合「誠二は母親の再婚相手の連れ子
だったの」
奈穂「再婚相手の、連れ子…」
小百合「うんっ…」