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どすけべカメラマンに犯されています!

第6章 愛しい恋人だと思い込め。

じりじりと追い詰められて、ベットに倒れ込む。

図らずも、押し倒される形になってしまった。

「……っ」

「ヒカリがして欲しいことがしたい」

「へ……?」

くすりと笑って僕を抱きしめる。
そして、耳元で囁くように言葉を落とした。

「なんでもする」

「ぅ……ぁ……ぇと」

いっつも意地悪なくせに。
優しい言葉を使う。

でも耳は弱いと知った上でのこの行動は、やっぱり意地悪。

「なんでも……」

「そう、なんでも」

「ぁ……!」

なんでもする、そう言いながらも身体は素直なもので、そこはすっかり主張してしまっている。

擦り付けられたそこの硬さに、無性に愛おしさを感じてしまって。
今日は恋人、そういう設定なんだから……セックスを迫ってもおかしくないはずなのに、無理強いはしない。

……いや、おかしい、おかしいよ?
でも。
でも。



かちり、と。
スイッチが入ったのがわかる。



「あなたに愛されたい」

本気で思ってしまった。

由奈の乱れた髪、興奮に支配されかけている身体。

その様子を見てしまうと、自分でないものになるようなスイッチが入ってしまう。


「…………お前その言い回しは狡いよ」

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