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どすけべカメラマンに犯されています!

第8章 この世は不平等で満ちているのよ。

不思議な魅力を感じる色気を纏う……あの時の、あの人。

「っ……!!」

「ふふ、驚いた?だから見ればわかる、って言ったのよ」

実に楽しそうに、ねっとり笑う姉様。

「あぁ、と。紫乃の妹さんだろ?……どっかで会ったか?」

「というより、一方的に知っているって所ね。貴方達目立ちすぎなのよ。デートするのは構わないけれど……街中でいちゃいちゃしすぎると、こうやって目ざとく私の妹みたいな人種に目ぇ付けられるわよ」

半年前、あまりに綺麗すぎる彼らのデート現場は多くの人が目撃し、衝撃を与えた。

しばらくの間人々に噂までされていた程に。

「んー、そういやそんな話になってるってのはなんとなく聞いた」

「他人事みたいに……」

「いやーでもあの日のヒカリは最強に美人だったからな。そう言われてもおかしくねぇよ」

「あなたもセットで都市伝説扱いされてんのよ……。ところでそのお綺麗な西園寺さんは?」

「今上のフロアに忘れ物取り行ってる」

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