
どすけべカメラマンに犯されています!
第8章 この世は不平等で満ちているのよ。
「……そんなことしてません」
「そうだな、厳密には未遂だ。あの時は」
にたぁっと笑って、あの時は、を強調する。
楽しそうな間宮さんに対し、すん、と表情を無にするヒカリ様は、整いすぎているがゆえに背中に冷たいものを感じるほど迫力があった。
けれどそれでもお構い無しなのがこの手の人種。
……この方といると心臓がいくつあっても足りませんわ……。
どうやらヒカリ様は、相手がある一定ラインをこえてくると表情が消えるようだ、と分析する。
さっきまでは振り回されるように動揺したりしていたけれど。
今はドスのきいたお顔をしてらっしゃる。
「まぁそんな事はいいだろ。期日に間に合わないから手伝ってもらうんじゃないのか?」
間宮さんがヒカリ様の肩にぽん、と手を置くとまるでそれが合図だったかのようにくるりと表情を変えた。
「はっ……そうでした。時間が無いので細かなパーツ部分の製作を妹さんに、メイン部分の製作を紫乃先生に手伝っていただけると大変助かります」
「そうだな、厳密には未遂だ。あの時は」
にたぁっと笑って、あの時は、を強調する。
楽しそうな間宮さんに対し、すん、と表情を無にするヒカリ様は、整いすぎているがゆえに背中に冷たいものを感じるほど迫力があった。
けれどそれでもお構い無しなのがこの手の人種。
……この方といると心臓がいくつあっても足りませんわ……。
どうやらヒカリ様は、相手がある一定ラインをこえてくると表情が消えるようだ、と分析する。
さっきまでは振り回されるように動揺したりしていたけれど。
今はドスのきいたお顔をしてらっしゃる。
「まぁそんな事はいいだろ。期日に間に合わないから手伝ってもらうんじゃないのか?」
間宮さんがヒカリ様の肩にぽん、と手を置くとまるでそれが合図だったかのようにくるりと表情を変えた。
「はっ……そうでした。時間が無いので細かなパーツ部分の製作を妹さんに、メイン部分の製作を紫乃先生に手伝っていただけると大変助かります」
