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どすけべカメラマンに犯されています!

第10章 こんなんじゃ足りないよな。

唇の片端で意地悪に笑って、

いびられて喜んでるのはヒカリだろ?

耳元で囁かれた。

生温かい吐息が、耳朶をなでる。
何度もいじめ抜かれた身体はとても敏感で。再び熱を持つ。

……非常に腹立たしいが、囁かれた言葉は事実だった。

でも、素直にハイそうですねと頷くのも何だかシャクなので、なけなしの反抗精神で言い返す事にした。

「でも、僕をいびりたおすの、貴方だって好きでしょ」

「すげー好き。大好き。綺麗な顔が快楽で歪んで、泣いて鳴いて逆らえなくなって、もっと欲しくなって……だんだん反抗すらせずに、悔しそうにオレを受け入れるのがたまらない」

せっかく言い返したのに、返ってきたのはトンデモ変態発言だった。

「っ……、歪んでるのは貴方の性癖でしょ……」

「ほぉ?良くわかってるじゃねぇか。でも、こんなに反応して、満更でも無いんだろ?」


構われたくなければちゃんと自衛しないとな?

ぐさりと刺さった。その通りだ。

上気した頬、真っ赤な涙目、精液でぐちょぐちょになった身体で由奈に跨り見上げている。

こんなのは煽っている以外の何者でも無い。思考回路があまりまわらない僕ですらわかる。

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