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どすけべカメラマンに犯されています!

第1章 お前のカラダはオレのもん。

「……どうして困ってるってわかったんですか」

「わかるよ。ヒカリ、困った時こめかみをぐりぐりするだろ」

「え?そうなんですか?」

「は?知らなかったのかよ?さっきしてたぞ」

自分のことのくせに、と。
くすくす笑われてしまった。

「あの、いつから見てたんですか?!」

「五分くらい。向かい側の机にいた」

「ごっ……」

結構な時間見られていたと気付き赤面する。
なぜすぐ声をかけないんだ。

「お前の顔、綺麗だからな。顔だけじゃない、所作も、身体つきも、綺麗だから見てて飽きないんだよ。永遠に見ていられる。何なら動画に撮って保存し」

「撮らないでください、保存しないでください」

「じゃあ舐めるように脳内に焼きつくまでお前を永遠に見続けて夢の中で再生しよう」

「何で先生はいちいちいちいち変態思考なんですかだめです」

「けち!で、何を困ってんの?」

切り替え早すぎる!
これじゃ、本気なのか冗談なのかわからない。

「ん、実は……」

由奈先生はカメラマン。デザイナーでは無いけどその道の者で由奈先生の名前を知らない人はいないくらいの凄腕。

何かしら、突破口を教えてくれるかもしれない。


全て話し終えると

ふむふむ。方法はある。

「オレが渡し舟になってやるよ。ヒカリのデザイナーとしての腕は本物だ。そんなことで潰れていい芽じゃない」


にぃーっと。
ちょっと嫌な予感がする表情で。

「おい、とりあえず家来い」


先生宅へ強制連行された。

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