
嵐しょーせつ。Part4
第32章 手と手
「黙って聞いてりゃ、なんだ?いい加減にしろよ。」
雅「はぁ?」
和「、、雅紀、もういいから。」
俺は怒ってる雅紀を引き止めると、少し震えていた。
、、あ、やっぱ怖かったんだ、、
和「、、ありがとう、雅紀。それにみんなも。」
雅「和、、、」
俺は、、
和「、、田中、鈴木、伊藤、、これ以上、、雅紀たちを苦しめるな。俺だけならまだいいよ。ほんとのことだし、、、でも、、関係ない4人を巻き込まないで。頼むから」
昔仲の良かった3人に、初めてに近いぐらい怒りを露わにした。
「んだよ、、もういこうぜ。」
3人は、その場から消えた。
和「、、はぁ、、怖かった、、、」
智「、、大丈夫、?」
和「え?あー、、まぁ、、あいつらいい奴らだったんだけどな。」
翔「はぁ!?あんな奴らが?」
和「本性っていうの?あんな感じだってことは知らなかった。」
潤「まじか、、、」
和「それから俺はね、、人のこと信じられなくなっちゃったんだけど、、なんかね、、4人は違った」
それはほんとにそう思う。
だってさ、こんな裏表がない4人ってなかなかいないよ?
和「それに、、雅紀も怖かっただろうにごめんね?」
雅「え、?」
和「止めた時震えてたから。怖かったのかなって。」
雅「、、和のためならなんでもするもん。出会ってそのこと知った時からずっと決めてることなんだ。」
