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友達のままがいい

第5章 (過去)社会人


「文香…好きだよ」

首筋にチュッとキスを落としてからガラス越しに私を見つめたまま愛の言葉をくれる。

「私も…康臣さんの事…好き…です」

はにかみながら告げると、康臣さんは私の身体を反転させて、すぐさま唇を奪ってくる。
いつもは優しいキスなのに、余裕がないかのように激しかった。
その激しさも嫌ではなくて、次第に身体が熱くなる。
もっと激しくしてほしくて一生懸命康臣さんのキスについていこうと舌を絡ませた。

「んっ…もっとっ」

もっとしてほしくて強請ると、唇を離した康臣さんは私を軽々と持ち上げて奥の部屋に私を連れて行く。
広い部屋にキングベッドがひとつだけ。
夜景は見えないけど、ベッドだけだというのが贅沢に感じる。

「優しくするから…いいよね」

私をベッドに沈めた後、再確認するように聞かれた言葉に静かにうなずくと、康臣さんの手が服の下に手滑り込むと胸を優しく撫で始めた。
そして、ブラの中に入れた指で胸の突起を弾かれると、自然と身体が震えた。

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