俊光と菜子のホントの関係
第28章 特別編『菜子の誕生日お祝いデート(後編)』
俊光君がちょっとガックシしたように見えて、申し訳なくなっちゃった。
「俊光君、ごめんなさーい。オーマイガーしたいと言っておきながら、私って無知すぎだよね。こんなことなら、無修正のエッチビデオをがんばって全部観たり、エリナからも詳しく聞いたり、自分でも調べたりして、もっとよく研究しておけば良かったよね……」
不甲斐なくて、しゅん……としちゃうと、俊光君が慰めるようにヨシヨシをしてくれた。
「悄気る必要ないって。俺だって、こういうの慣れているわけじゃないし。正直、触れ方もまだ手探り状態なんだ。だから、お前だけじゃないから。二人で一緒に、オーマイガーのやり方を少しずつ知っていこう。な?」
「……うん」
オーマイガーの時でさえも、おんぶに抱っこ状態の私なのに。俊光君は、こんなにも優しくてあったかい。
恋人の顔になっても、お兄ちゃんのぬくもりは変わらなくて、ホッと出来る。
大好き……。
なんてウットリしていたら、
「よし。なら、続きをするぞ」
「ふえっ?」
ショーツの中に入ったままの俊光君の手が、また動きだすと、
「っ、ひゃあっ」
とうとう指先がアソコの奥に入り込んじゃった!
それだけで全身が震え上がっちゃう。
「やあっ。やっぱりちょっと待ってぇっ」
って訴えてるのに、俊光君はお構いなしに、指先でアソコをコチョコチョとくすぐるように触りだす。
「ああんっ。ふううーっ……」
チクビーをチュッチュされているのと同じぐらい……ううん。それよりも、アソコをコチョコチョ触られている方が、ムズムズウズウズがスゴい。恥ずかしい声だって、さっきよりも出ちゃってる。
それなのに、嫌ってわけでもなくて。
何ていうか……そのぉ……
「気持ち、いい……」
「えっ?」
「はっ……!」
いっやぁーっ! 自分から『気持ちいい』って言っちゃうなんて、淫らだよぉーっ!
どうにもこうにも恥ずかしくて堪らなくて、布団から抜け出そうと、体を上へ上へと移動させる。けど、俊光君にガッチリと捕まえられちゃった。