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愛って、ほんとにいいものですね

第1章 愛って、ほんとにいいものですね

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 「でも、
  わたし、
  やっぱり、
  代わりは、
  イヤ」
 「…」
 「わたしを、
  この、めぐみを、
  愛してください」
 「わかった。
  そう言われて、
  愛しあわないのは、
  かえって、
  めぐみちゃんに、
  失礼だ」
 「そうですよ」
 「ただ、
  きょうは、
  予防品がないから、
  この次にしよう」
 「いいんです。
  わたし、
  おじさまを、
  直接感じたいので…」
 「それは、
  駄目だ」
 「わたし、
  調べてきたんです。
  安全な日なんです」
 「いや、
  駄目だ」

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