
愛のことば
第1章 愛のことば
16
「瞳ちゃん。
私は、
もちそうにないから、
一度離れて、
オブラートを付けたい」
「イヤ」
「わかって」
「イヤ、
続けて」
「ほんとに」
「きょうは、
大丈夫」
「ダメだよ」
「わたし、
看護師」
「えっ」
「大丈夫」
それを聞いて、直さんは、そのまま続けてくれた。
わたしたちは、抱きあったまま、揺り籠で揺られているように、ゆっくり動いていた。
そう、わたしも、腰を動かしていた。
直さんが戻るときについていき、進んでくるときには、わたしは腰を引く。
そのあと、直さんが引くときに、わたしも引き、進んでくるときに、私の腰を突き出すようにした。
それを、交互にくりかえす。
ほのぼのとした気持ちよさのなかに、ときどき、ビクッとなるときがある。
これから、直さんと、愛しあっていったら、そのビクッが、連続するようになるのだろう。楽しみだ。
「瞳ちゃん。
私は、
もちそうにないから、
一度離れて、
オブラートを付けたい」
「イヤ」
「わかって」
「イヤ、
続けて」
「ほんとに」
「きょうは、
大丈夫」
「ダメだよ」
「わたし、
看護師」
「えっ」
「大丈夫」
それを聞いて、直さんは、そのまま続けてくれた。
わたしたちは、抱きあったまま、揺り籠で揺られているように、ゆっくり動いていた。
そう、わたしも、腰を動かしていた。
直さんが戻るときについていき、進んでくるときには、わたしは腰を引く。
そのあと、直さんが引くときに、わたしも引き、進んでくるときに、私の腰を突き出すようにした。
それを、交互にくりかえす。
ほのぼのとした気持ちよさのなかに、ときどき、ビクッとなるときがある。
これから、直さんと、愛しあっていったら、そのビクッが、連続するようになるのだろう。楽しみだ。
