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キミの事、こんなに好きになるなんて

第8章 地方ロケ

「ミオ大丈夫か?」
ミオ「大丈夫。びっくりした。りーくんありがとう。」
次は、これ一人ずつじゃん!!
縄握って跨いで乗るヤツだよなぁ。
ミオ軽いから、最後振り落とされるんじゃねぇの?
「俺、先に行くから。」
俺が先に行くのを見たミオは、どうだったかなぁ?
次にルカが来た。
「ミオどうだった?」
ルカ「次に来るはずだけど結構、怖がってたからなぁ。あっ来た!!」
かなりの勢いがついてて、目をギュっと瞑ってるミオが見えた。縄が勢いよく止まったせいでミオの体が投げ出された。
「ミオ!!」
運良く俺のほうに飛んできたミオを受け止めた。
あまりにも怖かったのか俺に抱き付いて泣いてる。
「よく頑張ったな!!偉いよミオ!」
震えて泣いているミオの背中をポンポンと優しく叩く。
ウトとユーダイが俺達のほうに来て
ユーダイ「ミオ大丈夫か?」
「勢いつき過ぎて投げ出されたんだけど間に合ったから良かったけどなぁ。」
ルカ「ミオ~もう少しだから頑張ろうなぁ。」
ルカが頭を撫でると
ミオ「ごめん・・・ね。ちょ・・・っと、びっくりしちゃった。」
顔を上げたミオは、かなり泣いてた。
スタッフから休憩しますと声がかかった。
「ミオ、なにか飲も。」
ミオ「・・・。」
「どうした?」
ミオ「びっくりし過ぎたみたい。」
「ミオ、ちょっとごめん。」
ミオ「だ、大丈夫だから。」
「暴れるなって!!」
ミオ「だって恥ずかしいんだもん。」
そりゃ、そうだ。お姫様抱っこなんて普通しねぇもんな。顔真っ赤だし・・・ねぇ恥ずかしいなんて言いながら俺のTシャツ握ってるのは無意識?
敷物敷いてピクニック気分のスタッフに手招きされて、ミオを静かに下ろす。
「俺のTシャツ伸びるんだけど。」
ミオ「あっ!!ごめんなさい。」
パッと離した手が名残惜しくて思わず掴んだ。
ウト「なにリオウ、ミオにツンデレ?」
ルカ「ミオ、大丈夫?」
ミオ「うん。」
スタッフA「シュークリーム食べますか?」
ミオ「ありがとうございます。」
シュークリームを受け取ったミオは、器用に半分割って、半分だけを食べた。
「もう半分は?」
ミオ「後から・・・。」
あっ、そうか!!
「俺、この半分もらっていい?」
ミオ「ありがとう。」
あ~ばれちゃったかぁ。








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