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愛は、メロディにのって

第1章 愛は、メロディにのって

         16

 「百合さん。
  いまから動くけど、
  もし痛かったら、
  言ってね」
 「はい。
  わたしも、動いたほうがいいですか?」
 「うーん。
  あのね、
  動きたくなってからね」
 「はい」
 「気持ちよくなると、
  動かずにいられなくなるよ」
 「そうなんですか」
 「きょうは、
  そうならないと思うけど」
 その話のあいだ、望さんは、あれは動かさないけど、腰を揺らしていました。
 そして、少しずつ少しずつ、動いてくれました。
 痛くない。
 動くのが、だんだん大きくなりました。
 望さんのあれが、わたしのあそこの奥まで来て、入り口まで戻るのです。
 ずっと、ゆっくりだったからか、痛くありません。

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