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愛はあふれる

第1章 愛はあふれる

         16

 5日目。
 きようは、優さんの家にお泊り。
 優さんと一緒に、風呂にも入った。
 シャワーではなく。
 優希ちゃんの体を洗ってあげたいと言ってくれた。
 あたしも優さんを洗ってあげた。
 風呂からあがると、バスタオルで、あたしを優しく拭いてくれる。
布団に寝ると、優さんが、身体中を舐めてくれて、乳首を舐めてくれて、あそこやクリトリスも舐めてくれて、あたしは、きょうも泣き叫んだ。
 優さんが、布団の下からコンドームを取り出したので、
 「優さん。
  あたしと、
  結婚して」
 「私は、
  そのつもりだよ」
 「あたし、
  優さんの子どもがほしい」
 「優希ちゃん」
 「だから、
  それいらない」
 「わかった。
  優希ちゃん。
  待たせたね」
 「ほんとだよ。
  きのう、
  帰ってから、
  優さんに、
  会いたくて、
  会いたくて、
  たまらなかったんだからね」
 「うん」
 「何度も、
  何度も、
  来ようと思ったんだからね」
 「うん、
  ごめんね」
 「ううん、
  もういいの。
  こうやって、
  愛してくれるんだもの」
 「優希ちゃん。
  大好きだ」
 「あたしも、
  優さんが、
  大好き」
 「入るね」
 「うん。
  きて」

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