
愛は育つ
第1章 愛は育つ
13
「花子ちゃん。
声を出すのを、
がまんしなくて、
いいからね」
そんなことを言われても、自分から声なんか出せない。
唸るような、声のような、音のようなものが出ているのは、わかるが。
魔術師は、クリトリスを舐めはじめた。
いままでとぜんぜん違う気持ちよさが、わたしを襲う。
すこし苦しさのまじった、どうかなってしまうかのような、気持ちよさだ。
わたしは、泣き、叫び、胸をくねらせ、先生の肩をギュッと掴み、
「もう、
もう」
と、先生に訴えた。
なにを訴えたかったのか、自分でもわからないが、それでも何度も何度も訴えた。
「もう、
もう」
と。
やがて先生は、あがってきて、優しく抱いてくれた。
「花子ちゃん。
気持ちよかった」
「うん」
「あまり、
話せないみたいだね」
「うん」
「このまま、
花子ちゃんの中に、
入ったほうがいい?」
「うん」
「それとも、
すこし休む?」
「うん」
「なにを言っても、
うん、
なんだね」
「だってぇ」
「あっ、
やっと、
言葉になった」
「先生の、
いじわる」
と言って、先生の胸に顔をうずめた。
「花子ちゃん。
声を出すのを、
がまんしなくて、
いいからね」
そんなことを言われても、自分から声なんか出せない。
唸るような、声のような、音のようなものが出ているのは、わかるが。
魔術師は、クリトリスを舐めはじめた。
いままでとぜんぜん違う気持ちよさが、わたしを襲う。
すこし苦しさのまじった、どうかなってしまうかのような、気持ちよさだ。
わたしは、泣き、叫び、胸をくねらせ、先生の肩をギュッと掴み、
「もう、
もう」
と、先生に訴えた。
なにを訴えたかったのか、自分でもわからないが、それでも何度も何度も訴えた。
「もう、
もう」
と。
やがて先生は、あがってきて、優しく抱いてくれた。
「花子ちゃん。
気持ちよかった」
「うん」
「あまり、
話せないみたいだね」
「うん」
「このまま、
花子ちゃんの中に、
入ったほうがいい?」
「うん」
「それとも、
すこし休む?」
「うん」
「なにを言っても、
うん、
なんだね」
「だってぇ」
「あっ、
やっと、
言葉になった」
「先生の、
いじわる」
と言って、先生の胸に顔をうずめた。
