あんなこともこんなこともシましたっ!
第7章 保育士 やよいの場合
颯馬くんをトイレに案内した後キッチンに戻ると竹内さんは少しテンパっているように見えました。
「な、何言い出すか分かりませんね、子供って」
「そ、そうですね、颯馬くん、私と竹内さんが夫婦みたいってどこをどう見たらそうなったのか不思議です…」
「多分覚えたてで使いたかっただけだと思います!」
私はこんな会話をしながらちょっぴりガッカリしました。
本当は嬉しかったんです。
夫婦みたいって言われて……
颯馬くんが起きる前に竹内さんと見つめ合ったとき、つい口から好きって出てしまいそうなくらいドキドキして……
ご飯を作ってるとき、結婚したらこんな感じなのかなって想像して……
全部私の一方通行だけど……
でもきっと竹内さんの言う通り、颯馬くんは覚えたての言葉を言ってみたかっただけなんだと思います。
私はほんの少しの寂しさに蓋をして片付けを続けました。
「な、何言い出すか分かりませんね、子供って」
「そ、そうですね、颯馬くん、私と竹内さんが夫婦みたいってどこをどう見たらそうなったのか不思議です…」
「多分覚えたてで使いたかっただけだと思います!」
私はこんな会話をしながらちょっぴりガッカリしました。
本当は嬉しかったんです。
夫婦みたいって言われて……
颯馬くんが起きる前に竹内さんと見つめ合ったとき、つい口から好きって出てしまいそうなくらいドキドキして……
ご飯を作ってるとき、結婚したらこんな感じなのかなって想像して……
全部私の一方通行だけど……
でもきっと竹内さんの言う通り、颯馬くんは覚えたての言葉を言ってみたかっただけなんだと思います。
私はほんの少しの寂しさに蓋をして片付けを続けました。