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すると英太さんは私を抱き締めてきました。

「英太さん？」

「やよいさんって今何歳でしたっけ？」

「26歳ですけど……どうかしたんですか？」


急な質問に戸惑っていると英太さんは少し話しづらそうにしながら話し出しました。




「僕、今年で38歳なんですよ……一回りもやよいさんと違うんです。

それに息子がいるし……

いつかやよいさんが前妻のことで悩む日が来るかもしれない……




それでもこんなおじさんでいいんですか？」


英太さんそんなことを考えてたんだ……

私は英太さんの方を向いて抱き締めました。


「英太さん……年齢とか関係ないですよ。

それに颯馬くんのことは既に大好きですから問題ありません！

奥さんのことは……今はまだよく知らないしなんとも言えません。いつか英太さんが話したいときに話してください。それでもし私が悩んでも一緒に乗り越えて欲しいです。

私は何があっても英太さんがいいんです。

英太さんじゃなきゃ嫌なんです。

ただ単に英太さんが大好きなんです。」


私がそう言うと英太さんが抱き締め返してくれました。