無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そんなことを考えていると部長に呼び出されました。


「酒井、お前もう少し気合いを入れて仕事しろ。

ミスが多いぞ」

「はい、すみませんでした……」

「どうして私が総務に？って思ってんだろ」

「え！？」

急に私の心を読まれた気がしてビックリしました。


「その顔じゃ図星か」

「え、いや、あの！」

「みんなそうだよ。望んだ部署に配属されるやつもいればその逆もいて当たり前だろ？お前はまだ入ったばっかりなんだから異動のチャンスとかあるかもしれないだろ？

せっかく入ったんだから頑張れよ」

「はい。」

「とりあえずお前に課題をやる。明日までに総務部の良いところを3個考えてこい！3個でいいから」

「え！そんな」

私を置いて部長は仕事に戻っていきました。