無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

次の日業務が終わってから部長に飲みに誘われました。そして食事をしながら総務部について話しました。

「課題を忘れたわけじゃないだろうな？」

「はい。考えてきました。」


「じゃあ言ってみろ」


私は一つ息を吐いて自分を落ち着かせた。

大丈夫。ちゃんと考えたもの。一晩中総務の良さってなんだろうって問い続けて出た答えがある。私はそれを慎重に口に出した。

「はい、まずは他の部署がやらない多種多様な業務をするところです。次に基本的なビジネススキルを身につけれるところ。最後は人をサポートする喜びを実感出来るところです。」

私が言い終えると部長は微笑んでいました。

「ちゃんと分かってるじゃねえか。まぁ、3個だけでいいって言った俺のおかげかな？」

「部長……すみませんでした。私、総務のことそんなに好きじゃなかったんですけど総務の良いところを考えてるうちに悪くないなって思えてきました。」

すると部長は驚いた顔をしてました。