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あんなこともこんなこともシましたっ!

第6章 教師 康生の場合

「武藤、もうお前は帰れ。10分経ったろ。」

「でもまだ途中だよ?」

「いいから!帰って勉強しろ」


俺は武藤に冷たく言うと再び掃除を始めた。


武藤はしばらく何かを言いたげに立っていたが、反応のない俺を見て諦めたのかトボトボと帰って行った。



俺は床を磨き続けた。



汚れた俺の心を洗い流すように。





生徒にドキドキするなんてどうかしてる!







手を止めると武藤の感触が戻ってきそうで俺は夢中でプールを綺麗にした。

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