テキストサイズ

あんなこともこんなこともシましたっ!

第6章 教師 康生の場合

プールサイドに腰掛けてただぼーっとしていた。





すると昨日のように人の気配を感じた。

フッと振り向くとそこには武藤が立っていた。


「む、武藤!?何してんだ?」

「先生、そんなに驚かなくてもいいじゃん」

そう言いながら武藤は俺に近づいて隣に座ってきた。


「今日は何してるの?」

「別に。ってかテスト期間中だろ!勉強しなくていいのか」

「いいもん。そんなに勉強しても頭に入ってこないし」


コイツは勉強する気ないな


心の中で呟くと武藤が俺の顔を覗き込んできた。


「先生、なんで昨日私がお手伝いに来たか分かる?」


何言ってんだよ


「松山先生と俺の会話を聞いたからだろ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ