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あんなこともこんなこともシましたっ!

第6章 教師 康生の場合

「違うよ。それもあるけど……」

そこまで言って武藤はモジモジしだした。


「早く言えよ、気になるだろ」

俺が急かすと武藤は何かを決心したように俺を見つめて話し出した。


「朝倉先生と2人きりになりたかったの!


それで、昨日チャンスだと思って………

お手伝いなんて朝倉先生じゃなきゃしてないよ!」



俺は武藤が言った言葉を頭の中で繰り返した。


それでもなかなか思考が追いつかない。



つまり…………どういうことだ?



俺が理解出来ていないのを察知して武藤は言葉を続けた。




「だから、先生が好きなの!!」

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