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力を求める者

第2章 弐

軍人が抜き打ちで数人の生徒に声をかけ、いくつかの質問をしている。この質問には点
数がついていて一定の点数がとれないと妖民と判断され牢獄の様なところにつれてれ、妖怪民ではないことがはっきり分かるまで、永遠と尋問と拷問にかけられるそうだ。
どこまでが本当で本当じゃないのか私は知らない。どちらにせよ捕まらなければいいのだ。だから、私にとってこれはゲームでしかない。
ゲームにはスリルがなくてはならない、しかしこの世界で妖民を隠して生きるだけではスリルを感じない。だから私はスリルを作り出す。

私は妖紙を指の間に挟み……………

どろん。

と小さな声で呟いた。

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