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力を求める者

第2章 弐

私は校門に向かって歩みを進める。そして軍人の前を通り………
「そこの君、ここへ来なさい。」
「………はい」
私は塀に沿うようにして、軍人との間をつめる。そして、私は左側は塀、右側は軍人となるよう軍人の横に立った。
「でわまず…、名前と性別を言え」
「………東雲葵、性別は………見てわからないですか?」
「ほう、我々にたてつくのか?」
「そんなつもりはないですが、ただ、あなた方はそんなことも分からないのかと………」
「もういい、貴様を連行する。」
そう言うと軍人は、私の腕を掴もうとした。
「そんな暇は無いんで」
私は軍人の手を振り払い、右手を塀を右手を置いた。
「何をしている?」
私はうるさい軍人をを無視し、右手に意識を集中させた。
すると、塀に時空の歪みが出来た。歪みは黒い触手のようなものを吐き出し、私の体を包み込んでいく。
「……まさか!貴様ぁぁぁ!待て!」
軍人がそう叫び私に手を伸ばしたときには既に遅く私の目の前は真っ暗になった。
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